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王子谷が2連覇 全日本選手権

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体重無差別で男子日本一を争う柔道の 全日本選手権が29日、 東京・ 日本武道館で行われ、 100キロ超級の 王子谷剛志(旭化成)が決勝で、 100キロ級で今夏の 世界選手権代表の ウルフ・ アロン(東海大)に優勢勝ちし、 2年連続3回目の 優勝を果たした。 連覇は2004、 05年の 鈴木桂治(現・ 全日本男子コーチ)以来12年ぶり。
体重無差別で男子日本一を争う柔道の全日本選手権が29日、東京・日本武道館で行われ、100キロ超級の王子谷剛志(旭化成)が決勝で、100キロ級で今夏の世界選手権代表のウルフ・アロン(東海大)に優勢勝ちし、2年連続3回目の優勝を果たした。連覇は2004、05年の鈴木桂治(現・全日本男子コーチ)以来12年ぶり。
昨夏のリオデジャネイロ五輪100キロ超級銀メダルの原沢久喜(日本中央競馬会)は百瀬優(旭化成)に一本勝ちを許し、3回戦敗退。同五輪73キロ級金メダルの大野将平(同)も2回戦で池田賢生(日本中央競馬会)に延長の末、敗れた。
全日本柔道連盟は大会後に強化委員会を開き、8月開幕の世界選手権(ハンガリー)の100キロ超級代表は王子谷と原沢を選出。100キロ級の羽賀龍之介(旭化成)も追加で選ばれ、派遣しない90キロ級を除く男子6階級9人の代表が出そろった。また、団体戦のメンバーとして渡辺勇人(了徳寺学園職)ら4人も加わった。
○…重量級に挑んだリオ五輪73キロ級金の大野が初戦で95キロの池田に敗れた。組み合って大外刈りなどの立ち技で「真っ向勝負」を挑み、正規の試合時間の5分間は相手を押していた。延長戦に入ると徐々に技が出なくなり、最後は相手の大外刈りに屈した。何度も会場全体から大きな拍手を浴び、「柔道が楽しいと思ってもらえれば」と大野。2020年東京五輪での連覇に向けて、「この負けがあって良かったと思える自分を作っていきたい」と力強く語った。
○…1948年以来続き、日本の柔道界で最も権威と伝統のある全日本で、女性が初めて審判を務めた。スポーツ界の男女平等の流れをくみ、全15人のうち、天野安喜子、樽谷哲子、松田基子の3氏が畳に立った。それぞれ主審も務め、反則負けなど難しい裁きも的確な判断で重責を果たした。北京五輪でも日本女性初の審判を務めた天野氏は「いい緊張感があって、落ち着いてできた。会場の雰囲気が良くて、自分は審判が好きだと改めて分かった」と話した。
▽準々決勝 王子谷剛志(旭化成)内股尾崎央達(センコー)、七戸龍(九州電力)腕ひしぎ十字固め垣田恭兵(旭化成)、ウルフ・アロン(東海大)反則勝ち上川大樹(京葉ガス)、加藤博剛(千葉県警) 優勢百瀬優(旭化成)
▽準決勝
王子谷縦四方七戸
固め2
分38秒
ウルフ反則勝加藤
ち4分
45秒
▽決勝
王子谷優勢ウルフ
7分20

(延長)
(王子谷は2年連続3度目の優勝)

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