Home Japan Japan — in Japanese パンダ、妊娠の兆候顕著に…公開中止へ

パンダ、妊娠の兆候顕著に…公開中止へ

286
0
SHARE

東京都は23日、 妊娠の 可能性がある上野動物園(台東区)の 雌の ジャイアントパンダ「シンシン」 (11歳)に、 乳頭が確認されるなど出産前に表れる体の 変化が見られたため、 体調を考慮して25日から公開を中止すると発表した。 雄の 「リーリー」 (11歳)は通常通り公開する。
東京都は23日、妊娠の可能性がある上野動物園(台東区)の雌のジャイアントパンダ「シンシン」(11歳)に、乳頭が確認されるなど出産前に表れる体の変化が見られたため、体調を考慮して25日から公開を中止すると発表した。雄の「リーリー」(11歳)は通常通り公開する。
同園によると、シンシンは竹の採食量がさらに減り、通常時は20キロを超える1日分のふんの量が、22日は4キロになった。また、19日ごろからは乳頭が確認できるようになったほか、20日ごろからは尿中のホルモン代謝物が上昇傾向にあるなど、妊娠の兆候が顕著に表れるようになった。
このため同園は、パンダ舎の屋内にある部屋の奥に産室を設け、シンシンが自由に行き来できる環境を整備。また、食欲がなくなっていることに伴い休む時間が増えていることから、公開を中止することにした。ただ、妊娠していないのに同様の変化がみられる「偽妊娠」の可能性もあり、観察を続ける。
パンダの妊娠期間は約80~200日とされている。2月27日に交尾が確認されており、同園は「前回の経験を踏まえ、6月上旬を一つの目安に注意深く観察したい」としている。【柳澤一男】

Continue reading...