東京・ 上野動物園の メスの ジャイアントパンダ、 シンシンが赤ちゃんを出産したことを受けて、 動物園が記者会見を開きました。 産まれた赤ちゃんは１頭で…
東京・上野動物園のメスのジャイアントパンダ、シンシンが赤ちゃんを出産したことを受けて、動物園が記者会見を開きました。 産まれた赤ちゃんは１頭で、今のところ性別や体重はわかっていないものの、母子ともに健康と見られ、赤ちゃんはシンシンに抱かれて元気な声を上げているということです。 シンシンの出産について、東京・上野動物園は１２日午後３時半から、福田豊園長や金子美香子教育普及課長らが記者会見を開きました。 この中で出産の経緯について「きょう午前１０時５７分に破水し、その後、１１時５２分に鳴き声を確認、出産が判明した。午後０時３８分には１頭の赤ちゃんの姿をモニター通じて職員が確認した。性別や正確な体重はわからないが１５０グラムぐらいと見られる」と話しました。 現在の状況については「シンシンは赤ちゃんを前脚で抱いていて、授乳の有無については確認中だ。現在のところは母子ともに健康と判断していて、赤ちゃんはお母さんに抱かれて元気な声を上げている」と説明しました。 そのうえで「これからまだまだ不安定な時期が１週間から１０日ほど続く。成長の遅い動物で、半年ほどは緊張する状況が続くので、しっかりやっていきたい」と述べました。 また、赤ちゃんの公開については「何か月先になるかはわからないが、公開するときは、シンシンと赤ちゃんを一緒に皆さんの前にご紹介したい」と述べました。 動物園によりますと、今の段階で確認できている赤ちゃんは１頭ですが、パンダの出産では、１０時間ぐらい間が空いてからもう１頭生まれることもあるということで、動物園側は、もう１頭生まれる可能性も考えながら、観察しているということです。 福田園長は「感無量でうれしい。シンシンはいい母親になると思う」と喜びを語りました。
