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稲田氏と陸自の「水掛け論」 揺らぐ真相究明の信頼性

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南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の 日報をめぐる問題で、 稲田朋美防衛相は21日、 自らが日報隠蔽(いんぺい)に関与した可能性が報じられていることを受け、 特別防衛監察の 聞き取り調査に応じた。 も…
南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報をめぐる問題で、稲田朋美防衛相は21日、自らが日報隠蔽(いんぺい)に関与した可能性が報じられていることを受け、特別防衛監察の聞き取り調査に応じた。もともと調査対象外の稲田氏が、任意で協力した格好をとった。だが、自身が実施を命じた監察の当事者となったことで、真相究明のプロセスの信頼性が疑われる事態に陥っている。 「廃棄した」とされた後、陸上自衛隊内に保存されていたことが判明した日報の電子データ。稲田氏は陸自から、その存在を報告されていたのか。 稲田氏はこの日午後、防衛省内で1時間ほど防衛監察本部の聴取を受けた。「今までお話ししてきたことや質問されたこと」(稲田氏)を説明したといい、「報告を受けていない」という従来の主張を繰り返したとみられる。 稲田氏は同日午前の記者会見で、特別防衛監察の聞き取り調査に「できるだけ早く協力したい」と表明。8月初旬の内閣改造で交代する方向でも、「私の責任のもと、説明責任を果たしたい」と述べ、改造前の監察結果公表に意欲を示した。 陸自内のデータを非公表とした過程に関与した可能性が報じられ、追い込まれる中での聞き取り調査。稲田氏は監察結果の公表に向けて手続きを踏んだ格好だが、矛盾も背負い込んだ。 そもそも特別防衛監察は「防衛…

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