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国民栄誉賞「率直に驚いている」 羽生氏が会見

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「幅広い人に(将棋を)楽しんでもらえるよう、 これからも頑張っていきたい」 。 将棋界初の 「永世七冠」 の 偉業を成し遂げた羽生善治氏(47)は13日午前、 日本記者クラブでの 記者会見で、 さらなる前進に向けた意
「幅広い人に(将棋を)楽しんでもらえるよう、これからも頑張っていきたい」。将棋界初の「永世七冠」の偉業を成し遂げた羽生善治氏(47)は13日午前、日本記者クラブでの記者会見で、さらなる前進に向けた意欲を示した。 永世七冠を達成し、記者会見する将棋の羽生善治氏(13日午前、東京都千代田区の日本記者クラブ) 午前10時ごろ、会見場に入った羽生氏は黒のスーツと赤いネクタイ姿。多くの報道陣を前に、時折さわやかな笑顔を見せながら質問に応じた。 政府が棋界初の国民栄誉賞の授与の検討に入ったことについて問われると「今まで受賞された方は大変な活躍をされた方で、率直に驚いている」と落ち着いた表情で答えた。そのうえで「幅広い人が生活していく中の片隅に将棋というものがあることが一番良い形だと思う」と語った。 栄誉賞は囲碁で七冠独占を2回達成した井山裕太氏(28)との同時授与が検討されている。羽生氏は「井山さんは新しい記録を塗り替え続けている。(囲碁は)隣の世界だが、非常に素晴らしい棋士だと思っている」と賛辞を贈った。 羽生氏は5日に通算7期目の竜王を獲得し、永世竜王の資格を得た。永世規定のある7タイトル(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)全てを手にする前人未到の快挙を達成。「たくさんのファンからお祝いのメッセージをいただき、獲得することができたんだなと日々実感している」という。 羽生氏は埼玉県出身。1985年、中学3年で四段となってプロ入りし89年、19歳で初タイトルの竜王を奪取。96年に7つのタイトル全てを史上初めて同時制覇した。

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