大相撲の 元横綱・ 日馬富士が平幕の 貴ノ岩への 傷害の 疑いで１１日、 書類送検されたことを受けて、 日本相撲協会の 危機管理委員会は暴行を受けた貴ノ岩の …
大相撲の元横綱・日馬富士が平幕の貴ノ岩への傷害の疑いで１１日、書類送検されたことを受けて、日本相撲協会の危機管理委員会は暴行を受けた貴ノ岩の聞き取りを今週中にも行いたい考えで、師匠の貴乃花親方への協力要請を粘り強く続けることにしています。 日馬富士は、ことし１０月、巡業先の鳥取市で平幕の貴ノ岩の顔や頭を平手やカラオケのリモコンなどで殴りけがをさせたとして、鳥取県警察本部が、１１日、傷害の疑いで書類送検しました。 この問題で調査を進めている日本相撲協会の危機管理委員会は、今月２０日に予定されている最終報告に向けて、まだ調査ができていない暴行を受けた貴ノ岩の聞き取りを最優先で行う方針です。 貴ノ岩の師匠の貴乃花親方はこれまで「警察の捜査を優先させたい」などとして調査への協力を断ってきた一方で、先月３０日に行われた相撲協会の理事会では「警察の捜査が終わったら協力する」と答えています。 危機管理委員会は、１１日の書類送検をもって警察の捜査は区切りがついたとして、貴乃花親方に対して今週中に聞き取りに応じるよう期日を定めて協力を要請したことがわかりました。 危機管理委員会は、１１日も東京・江東区の貴乃花部屋に調査への協力を求める文書を届けるなど貴乃花親方には口頭や文書で繰り返し貴ノ岩の聞き取りへの協力を要請してきました。 関係者によりますと、貴乃花親方からはいまだに聞き取りに応じるという返事がないということで、危機管理委員会は全容の解明に向けて貴乃花親方への協力要請を粘り強く続けることにしています。
