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フォークが決め手に…大谷、初登板白星

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【オークランド(米カリフォルニア州)岸本悠】 日本が誇る投打の 「二刀流」 が米大リーグで初登板初勝利を挙げた。 当地での アスレチックス戦に、 エンゼルスの 大谷翔平投手(23)が先発登板し、 6回3失点で先発投手の 役割を果たし、 エンゼルスの ファンから歓声と拍手でたたえられた。
【オークランド(米カリフォルニア州)岸本悠】日本が誇る投打の「二刀流」が米大リーグで初登板初勝利を挙げた。当地でのアスレチックス戦に、エンゼルスの大谷翔平投手(23)が先発登板し、6回3失点で先発投手の役割を果たし、エンゼルスのファンから歓声と拍手でたたえられた。
順風満帆とはいかなかった。二回1死一、二塁のピンチ。大谷は走者を出したことで、投球フォームがわずかに狂い、制球が乱れた。7番のマット・チャプマンに2球目の外角へのスライダーを完璧にとらえられ、左中間スタンドに運ばれる逆転3ランを浴びた。
だが、この回を終えてベンチに戻った際、ソーシア監督にかけられたのは「ここから抑えたら大丈夫」という言葉。本人の「もったいなかった。全体的には良かったはず」という感覚と一致した。一発を許したショックを引きずっていたが、ソーシア監督の言葉に救われ、気持ちを切り替えられた。
そして、助けになったのは事前に「精度がポイントになる」と話していたフォークだ。一回に最速99マイル(約160キロ)をマークし速球を印象づけた上で、決め球として機能。四回2死一塁で再び迎えたチャプマンも、追い込んでからのフォークで空振り三振に仕留めた。
結局、安打を許したのは二回の3本だけで、奪った三振は6個。開幕戦で初打席の初球で安打を放った「打」に続き、「投」でも実力を証明。「二刀流、ここにあり」と全米に知らしめる92球だった。

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