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朴氏が「責任者」 崔被告との共謀認定

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【ソウル渋江千春】 収賄罪などに問われた韓国の 朴槿恵(パク・ クネ)大統領に対する判決は、 親友の 崔順実(チェ・ スンシル)被告との 共謀関係を認めた上で、 朴被告に崔被告よりも重い刑を宣告した。 大統領として、 憲政史上初の 弾劾、 罷免に至る過程で国政を混乱させた責任が大きく問われた形だ。
【ソウル渋江千春】収賄罪などに問われた韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する判決は、親友の崔順実(チェ・スンシル)被告との共謀関係を認めた上で、朴被告に崔被告よりも重い刑を宣告した。大統領として、憲政史上初の弾劾、罷免に至る過程で国政を混乱させた責任が大きく問われた形だ。
ソウル中央地裁は「国民から与えられた権限の乱用によるこうした混乱を繰り返さないためにも、重い責任を問わざるを得ない」と述べた。朴被告について、「憲法上付与された責務を放棄し、国民から与えられた地位や権限を他人に分け与えた」とも指摘した。
朴被告が今回判決を受けた18の罪状のうち、13件が崔被告と共謀したとされていた。弁護側は「崔被告からだまされた。自分の意思とは関係なく、秘書室長や首席秘書官がやった」などと主張したが、関係者の供述など間接証拠を理由に「納得できない弁明で、責任を周囲に転嫁する態度だ」と非難した。2月27日の論告求刑公判で検察は朴被告を一連の事件の「最終責任者」と指弾したが、その主張に沿ったものだ。
朴被告の法廷戦術の迷走も、判決に影響を与えたとみられる。朴被告は昨年10月、勾留期間が延長されたことに「法治の名前を借りた政治報復だ。裁判所に対する信頼にこれ以上、意味はなくなった」と反発し、私選の弁護団も辞任。朴被告はその後、一度も公判に姿を見せないばかりか、審理終了時まで、裁判所の職権で選ばれた国選弁護人との面会も拒み続けた。弁護団は判決後、控訴するかを問われ、「どんな方法でも、朴被告の意思を確認して話したい」と話すにとどまった。
韓国の司法関係者は「証拠の中には、朴被告に有利な内容もあった。それを十分活用できなかった部分もあるのでは」と分析した。

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