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セクハラ疑惑「勘違い、過剰反応」市長は潔白主張

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「思い込みをするタイプで、 勘違いがあるの ではないか」 「ごくたまに過剰に反応される人がいる」 。 狛江市の 調査で女性職員にセクハラをしたと認定された高橋都彦市長は21日の 記者会見で、 被害を訴えた職員を逆に非難するような発言を繰り返し、 「性的な関心をもって職員に接したことはない」 などと潔白を主張した。
「思い込みをするタイプで、勘違いがあるのではないか」「ごくたまに過剰に反応される人がいる」。狛江市の調査で女性職員にセクハラをしたと認定された高橋都彦市長は21日の記者会見で、被害を訴えた職員を逆に非難するような発言を繰り返し、「性的な関心をもって職員に接したことはない」などと潔白を主張した。
水野穣副市長によると、18日の庁議では石森準一参与が、約2年前から市長に対して、副市長らとともにセクハラしないよう再三忠告し、市長も「やめる」と言ったことに言及。セクハラを否定する市長の姿勢に「セクハラを受けた女性職員から悔しい、許せないと泣かれた」と詰め寄った。また副市長も記者会見で、被害を受けた女性職員が泣きながら被害を訴えたことを明らかにした。
しかし、その約4時間後、高橋市長は40人以上の記者を前に、セクハラ行為について「行き違いがある。解釈の違いで結論が変わってくる」と強調。女性職員に触れたことに関しては「(懇親会で)大勢の中で立ち上がる、座る時、いろいろな形で体が触れ合うことはある」などと強弁し、質問を遮って会見を約1時間で打ち切った。
会見後、高橋市長は、女性職員から寄せられたという文書を記者らに配布した。市長からセクハラを受けたかのように虚偽の発言をするよう副市長に強要されたとの内容だが、秘書広報室は「市として中身の確認をしていない」としている。
高橋市長の主張について、性暴力被害者の支援をしているNPO法人「レイプクライシスセンターつぼみ」代表理事の望月晶子弁護士は「相手が嫌だと思えばセクハラだ。自分がした行為が社会的に許されないという認識がないか、証拠がなければ逃げ切れると思っているのだろう。相手の立場に立って考える想像力や思いやりが欠けている」と指摘した。【片平知宏、石山絵歩】

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