米海軍横須賀基地（神奈川県横須賀市）に配備されている原子力空母ロナルド・ レーガンは２９日、 同基地を出港した。 米朝首脳会談の 実現を巡って朝鮮半島情勢が動いている中、 アジア・ 太平洋やインド周辺地域の 警戒に当たり、 同盟国との 軍事演習などを行う。
米海軍横須賀基地（神奈川県横須賀市）に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンは２９日、同基地を出港した。米朝首脳会談の実現を巡って朝鮮半島情勢が動いている中、アジア・太平洋やインド周辺地域の警戒に当たり、同盟国との軍事演習などを行う。
ロナルド・レーガンが作戦航海に出るのは、在日米軍の再編で空母艦載機部隊が神奈川県の厚木基地から山口県の岩国基地へ移転後、初めて。今後、九州沖に向かい、洋上で艦載機パイロットの空母着艦資格取得訓練を実施するとみられる。
第５空母打撃群司令官のマーク・ダルトン少将は２８日、「アジア、太平洋地域の平和と繁栄を維持する伝統を引き継いでいく」と述べた。一方、「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」共同代表の呉東正彦弁護士は「この時期の作戦航海は、首脳会談を巡って微妙な米朝関係に水をさすことになるのではないか」などと反発している。【岩崎信道】
