Start Japan Japan — in Japanese 【エプソムC】未完の大器トーセンマタコイヤ 重賞初Vの絶好機到来

【エプソムC】未完の大器トーセンマタコイヤ 重賞初Vの絶好機到来

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7歳ながら上昇ムード漂うトーセンマタコイヤ 【エプソムカップ(日曜=10日、 東京芝1800メートル)dodo馬券】 東京競…
【エプソムカップ(日曜=10日、東京芝1800メートル)dodo馬券】東京競馬場の5週連続GIも終了。夏競馬ムードが高まる中で今週末はGIII「エプソムカップ」が行われる。ダイワキャグニー、サトノアーサーといった若い力に注目が集まるが、当欄が注目するのは大ベテランの7歳馬トーセンマタコイヤ。故障でクラシック戦線に乗り損ねた実力馬が悲願の重賞Vを決める時がきた。 2016年の東京新聞杯で落馬して長期休養となった浜中が、同じダッシングブレイズとのコンビで快勝したのが昨年。ルージュバックがGI戦線での苦い敗戦を経て、約1年4か月ぶりに勝ち星を挙げたのが16年だった。15年は後に“世界ナンバーワンホース”となるエイシンヒカリの勝利。 GIシリーズ終了後の単なるGIII戦とはいえ、ドラマチックだったり、各馬のターニングポイントとなったり…。それなりに印象的なレースが多い。 今年は未完の大器トーセンマタコイヤが悲願の重賞初Vを決める。新馬→山吹賞と連勝。山吹賞では後の有馬記念馬ゴールドアクターを破って出世が期待されたが…。故障による戦線離脱で遠回りを余儀なくされた。 しかし、復帰後は着実に階段を上がって昨秋にオープン入り。重賞初挑戦の中山金杯は6着。続く新潟大賞典は5着ながら、ともに0秒3差。重賞タイトルに手が届くところまできた。 前走には明確な敗因もある。「返し馬から落ち着き過ぎていた。それでスタートも出て行かず(本来の形である)先行する競馬ができなかった」と加藤征調教師。その原因は「(前日輸送での)1泊2日の競馬は合わないようだ。当日輸送のほうがいい」。美浦から当日移動の今回は気持ちも入ることだろう。 2度目の騎乗となる柴田善も「レース前から、やたらおとなしかったから」と、同師と同じ見解を示しつつ「(1週前追い切りに騎乗し)動きはすごく良かった。状態に関しては前走以上だろうし、時計が速過ぎる新潟よりは東京のほうが合っている。前走のようなことはないはず」と好感触をつかんでいる。 加藤征調教師は「年齢的な衰えはない」ときっぱり。輸送や馬場、状態面など大きく条件が好転する今回は重賞ゲットのビッグチャンスだ。 付け加えれば、トーセン×柴田善の組み合わせは、先日のオークスで直前回避(トーセンブレス=左前挫石)があったばかり。7歳にして念願の重賞初Vで当時の無念を晴らす…。今年のエプソムCもそんなサイドストーリー付きの印象的な一戦になるはずだ。

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