「防災の 日」 の １日、 首都直下地震を想定した交通対策訓練があった。 東京都と神奈川県を結ぶ国道２４６号では同日午前、 川崎市高津区の 切通し交差点から東京都世田谷区の 上馬交差点までの 約６・ ５キロの 区間を通行…
「防災の日」の１日、首都直下地震を想定した交通対策訓練があった。東京都と神奈川県を結ぶ国道２４６号では同日午前、川崎市高津区の切通し交差点から東京都世田谷区の上馬交差点までの約６・５キロの区間を通行止めにし、警視庁と神奈川県警が合同で緊急自動車専用路を確保したり、立ち往生した車を撤去したりする手順などを確認した。
都県境の多摩川にかかる国道２４６号の新二子橋では、大型観光バスと乗用車が事故で立ち往生したとの想定で、英語やベトナム語などの通訳員も参加して外国人旅行者役らを救助。レッカー車が車両を撤去した後、パトカーや救急車、献血運搬車やインフラ関連の緊急車両が走行した。
都内ではこのほか、環状７号線の主要交差点３４カ所から都心方向への進入や、幹線道路６３カ所での通行を１０～１５分間規制して訓練をした。警視庁交通規制課の西村博之管理官は「今回のデータを検証し、近隣県との連携も進めていきたい」。神奈川県警交通部の藤田和久管理官は「今後も連携して練度を高めていきたい」と話した。（荒ちひろ）
