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戒告処分の岡口裁判官「確たる証拠ないまま事実認定」と批判

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ツイッターに裁判の 当事者を傷つける内容の 書き込みを行ったとして、 懲戒を申し立てられた東京高等裁判所の 裁判官に対して、 最高…
ツイッターに裁判の当事者を傷つける内容の書き込みを行ったとして、懲戒を申し立てられた東京高等裁判所の裁判官に対して、最高裁判所は「裁判官の品位をおとしめた」として、17日付けで戒告の処分にしました。 最高裁判所から戒告処分を受けた東京高等裁判所の岡口基一裁判官(52)は、17日午後8時から東京・霞が関で記者会見を開きました。今回の処分について岡口裁判官は「最高裁の判断を信じていたが、今回の判断にはがく然とした」と述べ、不当な処分だという考えを示しました。 岡口裁判官によりますと、東京高裁は懲戒を申し立てた理由として、裁判の当事者を傷つける内容の書き込みを行った点を挙げたものの、17日の決定では申し立ての内容に含まれていない理由で処分を決めたということで、17日の決定を批判しています。 そのうえで「これでは私は主張や立証ができない。最高裁は、裁判の手続きの保障を理解せずに、確たる証拠もないまま事実認定をした」と述べました。 また岡口裁判官は「主張書面の中で表現の自由についてさまざま訴えてきたが、予想もしていなかった判断で『裁判官の品位をおとしめた』と認定されてしまった」と述べ、今後の表現活動について聞かれると「SNSはこれまで15年以上続けていて、今後も同じように発信を続けていきたい」と話していました。

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