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英政権、EU離脱協定案を閣議承認 議会承認は見通せず

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英国の 欧州連合(EU)離脱をめぐり、 英国とEUが事務レベルで暫定合意した離脱条件などの 協定案について、 メイ英政権は14日、 閣議で承認した。 25日にもブリュッセルで開かれるEU臨時首脳会議で英国とEU…
英国の欧州連合(EU)離脱をめぐり、英国とEUが事務レベルで暫定合意した離脱条件などの協定案について、メイ英政権は14日、閣議で承認した。25日にもブリュッセルで開かれるEU臨時首脳会議で英国とEUが正式に合意する可能性が高まった。ただし、英国内では協定案への反発も強く、協定の発効に必要な英議会の承認が得られるかは見通せない状況だ。
英国は2019年3月にEUを離脱する予定だ。それまでに英国とEUが離脱協定に合意し、英、EU双方で議会の承認を得られれば、経済や社会の混乱を招く「合意なし離脱」を避け、秩序を維持した状態での離脱と可能となる。メイ政権が協定案を閣議で承認したことは、そのゴールへの大きな一歩だ。
英国で14日午後2時に始まった閣議は、当初の予定を約2時間超え、午後7時ごろに終わった。閣議後、メイ氏は首相官邸前で記者団に対し、「協定案は交渉できうる最高のものだ」と自信を見せた。そのうえで「今回の協定案か、合意なしの離脱か、離脱なしかだ」と語り、政府の方針に反発する勢力を牽制(けんせい)した。
英国は16年6月の国民投票で…

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