Home Japan Japan — in Japanese 【ボクシング】井上尚弥が驚がくの70秒KO勝利 WBA王座V1&WBSS準決勝進出

【ボクシング】井上尚弥が驚がくの70秒KO勝利 WBA王座V1&WBSS準決勝進出

358
0
SHARE

「ワールド・ ボクシング・ スーパーシリーズ(WBSS)」 バンタム級トーナメント1回戦を兼ねたWBA世界同級タイトルマッチ(7日、 横浜アリーナ)は、 王者・ 井上尚弥(25=大橋)が元同級スーパー王者で同級4位の 挑戦者、 ファン…
「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」バンタム級トーナメント1回戦を兼ねたWBA世界同級タイトルマッチ(7日、横浜アリーナ)は、王者・井上尚弥(25=大橋)が元同級スーパー王者で同級4位の挑戦者、ファン・カルロス・パヤノ(34=ドミニカ共和国)を1ラウンド1分10秒KOで破り、WBA王座の初防衛を果たし、WBSS準決勝進出を決めた。 試合時間はわずか70秒。まさに電光石火の一撃だった。戦前の予想通り、頭を低くして入ってきたパヤノに右アッパーを一発。そして、ほどなくして放ったワンツーの右ストレートが顔面をヒットすると、パヤノは両足を揃えたまま後方に倒れた。 「手応えが拳に伝わってきたし、倒れ方も(パンチが)効いてると思った」という井上は、試合終了を確信したかのようなガッツポーズでニュートラルコーナーへ。直後にレフェリーはカウントを止めた。 7度の防衛を果たしたスーパーフライ級でも「タイトルを獲得した(オマール)ナルバエス以外は、やりたい相手とやることができなかった」とこぼしていた。さらには「ヒリヒリするような試合がしたい」と話したこともあった。その階級で最強であることを証明することを常に目標に置いてきた井上にとって、相手にことどとく対戦を拒否される状況は不本意でしかなかった。 そんな時に巡ってきた「WBSS」出場のチャンス。各団体の王者とランク上位者しか出場することができず、しかもトーナメント戦なので、勝てば次の相手は自動的に決まる。優勝すれば文句なしの「最強王者」となる大会は待望のものだった。 Sフライ級王座を返上してバンタム級に上がり、5月に3階級制覇を達成すると、勝利後のリング上でWBSS参戦を表明。この日のパヤノ戦はWBA王座のV1戦でもあったが「防衛戦の意識はない。あくまでWBSSへの挑戦が始まる試合」と、ようやくスタートラインに立った気持ちだった。 その初戦を世界を改めて驚かせるKO勝利で飾り「最高のスタートを切れた」と納得の表情。さらに「この先も試練があるかもしれないけど、一つひとつ乗り越えていきたい。(今後対戦する)相手へのアピールになったと思う」とはっきりと優勝を見据えた。

Continue reading...