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村上春樹さん4年ぶり長編小説が発売 午前0時から書店にファン

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小説家・ 村上春樹さんの 4年ぶりとなる長編小説が、 24日から書店に並び、 午前0時から販売を始めた書店には、 いち早く買い求めようと熱心な読者が集…
小説家・村上春樹さんの4年ぶりとなる長編小説が、24日から書店に並び、午前0時から販売を始めた書店には、いち早く買い求めようと熱心な読者が集まりました。 24日に発売された「騎士団長殺し」は、第1部と第2部からなる村上春樹さんの14作目の長編小説で、発売時の発行部数は2冊合わせて130万部に達しています。一部の書店では、日付が変わった午前0時から販売を始め、このうち東京・千代田区の大型書店は午前0時から1時まで特別に店を開けて、出版を祝うイベントを行いました。 この書店では、いったん店を閉めたあとの23日夜8時半ごろから看板を設置したり、店頭に運び込まれた本を積み上げたりと準備を進めました。そして、午前0時近くになると、待ちかねた熱心な読者およそ20人が集まってカウントダウンをして日付が変わるのを見届け、陳列された本を隠した幕が落とされると、すぐに手に取ってレジに並んでいました。 本を購入した大学生の女性は、「新作の情報を聞いたときから楽しみだったので、きょうは夜更かしをして読むと思います」と話していました。この書店では今回初めて、店内で夜を徹して読みたいという人のために、毛布や温かい飲み物を用意して読書コーナーを設けました。 村上さんの長編小説が発売されるのは、前作の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」から4年ぶり、複数の巻にまたがる本格的な長編小説としては「1Q84」以来、7年ぶりです。 三省堂書店の内田剛課長は、「村上春樹さんの新作は、何年かに一度のイベントです。今の出版業界には数少ない、『飛ぶように売れる』作品なので、心待ちにしている読者とともに内容を楽しみにしながら盛り上げていきたい」と期待とともに話していました。

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