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シリアで「人道的停戦」始まる=毎日5時間、ロシア提案

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【エルサレム時事】 シリアの 首都ダマスカス郊外にある反体制派支配地域、 東グータ地区で27日、 ロシアが提案した毎日5時間の 「人道的停戦」 が始まった。 アサド政権軍と反体制派による衝突や空爆が続く同地区では民間人の 死傷者が急増し、 取り残された住民が食料や医薬品の 不足に苦しんできた。 〔写真特集〕シリア内戦~政府軍、 化学兵器使用か~ 在英の シリア人権監視団によれば、 26日深夜以降、 東グータでは散発的に砲弾が着弾したが、 おおむね静かな状況が続いた。 今回の 措置は、 アサド政権の 後ろ盾であるロシアの プーチン大統
【エルサレム時事】シリアの首都ダマスカス郊外にある反体制派支配地域、東グータ地区で27日、ロシアが提案した毎日5時間の「人道的停戦」が始まった。アサド政権軍と反体制派による衝突や空爆が続く同地区では民間人の死傷者が急増し、取り残された住民が食料や医薬品の不足に苦しんできた。
〔写真特集〕シリア内戦~政府軍、化学兵器使用か~
在英のシリア人権監視団によれば、26日深夜以降、東グータでは散発的に砲弾が着弾したが、おおむね静かな状況が続いた。 今回の措置は、アサド政権の後ろ盾であるロシアのプーチン大統領が26日、自国部隊に指示した。国連安保理が24日、シリア全土で30日間の停戦を求める決議を採択したが、その後も政権軍による攻撃はやまず、ロシアへ対応を求める声が高まっていた。
停戦は毎日午前9時~午後2時(日本時間午後4~9時)の5時間。民間人を避難させるため、脱出路も設定された。ロシアは「テロリストへの攻撃をシリア政府軍は停止する」と宣言。アサド政権軍の包囲で東グータには住民約40万人が取り残されているとされるが、政権側は反体制派が住民を「人間の盾」にしていると非難していた。 同地区に住むフォトジャーナリストのアメル・アルモヒバニさん(30)は時事通信の取材に「数日前には国連安保理で1カ月停戦の話をしていたのに、今は5時間の停戦の話をしている。5時間で何ができるというのか」と批判。「本当の停戦ではなく、アサド政権が虐殺を正当化するためのメディア工作にすぎない」と憤慨した。(2018/02/27-18:15)

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