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みずほ銀行頭取に藤原常務、生産性の向上が課題

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NewsHub[東京 31日 ロイター] – みずほフィナンシャルグループ(FG)は31日、みずほ銀行頭取に藤原弘治・常務取締役が、みずほ信託銀行社長にみずほFGの飯盛徹夫・常務執行役員がそれぞれ昇格する人事を発表した。4月1日付。 昨年から導入した各ビジネスラインに大きな権限を与えるカンパニー制の徹底を図るのが狙いだという。 グループCEO(最高経営責任者)を務める佐藤康博FG社長は続投する。林信秀・みずほ銀頭取と、中野武夫・みずほ信託銀社長は、それぞれ取締役会長に就く。 藤原氏は旧第一勧業銀行出身。55歳。企画部門が長く、現在も持ち株会社と銀行の企画グループ長を兼務し、昨年に導入したカンパニー制への移行を主導するなど、グループの組織改正に取り組んだ。 飯森氏は旧富士銀行出身。56歳。飯森氏も企画部門が長い。リテール・事業法人部門の共同部門長を務めている。 会見した佐藤FG社長は、交代の理由として「カンパニー制を完遂すること。日本でカンパニー制を本気で採用しているのはみずほ。なるべく早くこの体制を築く必要がある」と語った。 みずほは、リテールや大企業取引、海外ビジネスなど各ビジネスラインごとにカンパニー長を置き、事業の企画立案、収益責任も負っている。佐藤社長は、頭取や社長であるエンティティーの長が現場の営業力強化をけん引すると説明した。 藤原次期頭取は「(銀行頭取として、信託、証券各社の中で)3兄弟の長男的な役割を果たす」と語り、金利収益に頼る銀行の収益構造を改革し、生産性の向上に努めると共に、銀行の顧客基盤をグループ全体で共有化していく必要があると述べた。規模では勝りながらも収益では劣後してきた三井住友フィナンシャルグループについて「 (前期は)1年だけとはいえ、三井住友を最終利益で抜いた」と述べ、みずほの業務運営体制に自信を示した。 (布施太郎)

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