メキシコの首都メキシコシティー中心部のアメリカ大使館前で２０日、トランプ新大統領に対する抗議デモが行われました。 参加者はメキシコ各地で行われた一連のデモで最大規模のおよそ１５００人に上り、大使館周辺の道路が一部封鎖されました。 デモ隊は壁に見立てた段ボールを次々と積み上げ、そこに「メキシコに壁はいらない」とか、「メキシコに自由を」などとメッセージを書き込んでいきました。そして、主催者の「壁を破壊しよう」というかけ声を合図に、参加者たちが一斉に段ボールの壁を壊しました。さらに、トランプ新大統領に似せた人形や段ボールの壁に火をつけて「トランプに死を」と叫びました。 デモに参加した５３歳の男性は、「トランプ氏は政治に無知で、このままでは第３次世界大戦のような危険な事態になるのではないかと恐れている。彼は不法移民を強制送還すると言っているが、もしそうなれば、メキシコはすでに失業率が高いため、さらに大きな問題になる」と不安を語りました。
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