上方落語の大名跡「桂春団治」の四代目を、三代目の弟子で上方落語協会副会長の桂春之輔さん（６８）が襲名すると所属事務所の松竹芸能が２日、発表した。来年春ごろ、地元・大阪から襲名披露興行をスタートさせる方向で調整する。 昨年１月に死去した三代目春団治さんは洗練された高座で知られ、戦後、上方落語の復興に貢献。六代目笑福亭松鶴さん、三代目桂米朝さん、五代目桂文枝さんと共に「四天王」と呼ばれた。 春之輔さんは大阪市内で記者会見し「初代、二代目、三代目に追い付くには１００年はかかると思う。自分なりに努力して四代目をつくり上げていきたい」と話した。
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