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毒物カレー再審認めず=林死刑囚が請求-和歌山地裁:

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和歌山市で1998年に4人が死亡した毒物カレー事件で、 和歌山地裁(浅見健次郎裁判長)は29日、 殺人罪などで死刑が確定した林真須美死刑囚(55)の 再審請求を退ける決定をした。 関係者への 取材で分かった。 〔写真特集〕希代の 犯罪者 林死刑囚は無罪を主張したが、 最高裁
和歌山市で1998年に4人が死亡した毒物カレー事件で、和歌山地裁(浅見健次郎裁判長)は29日、殺人罪などで死刑が確定した林真須美死刑囚(55)の再審請求を退ける決定をした。関係者への取材で分かった。
〔写真特集〕希代の犯罪者
林死刑囚は無罪を主張したが、最高裁は2009年4月に上告を棄却。林死刑囚は同7月、再審を請求した。
弁護側は、林死刑囚の自宅などから見つかったヒ素と、混入に使われたとされる紙コップに付着したヒ素が同一ではないとする鑑定書を提出。鑑定した大学教授の証人尋問を請求したが、地裁は昨年12月に「必要性がない」と判断した。
弁護側は「重大な事実の解明を無視した」として、浅見裁判長らの忌避を申し立てたが、地裁が今年1月に却下。大阪高裁と最高裁も弁護側の抗告を棄却した。
確定判決によると、林死刑囚は98年7月25日、和歌山市園部の民家ガレージで夏祭り用のカレー鍋にヒ素を混入し、4人を殺害、63人を急性ヒ素中毒にするなどした。(2017/03/29-17:55)

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