高校野球の 春季東京都大会決勝は２７日午後６時４分、 神宮球場で始まった。 今春の 選抜大会に出場した早稲田実と日大三の 両校による一戦は、 高校野球では異例の ナイター開催となった。 スタンドは外野席も埋まり、 観…
高校野球の春季東京都大会決勝は２７日午後６時４分、神宮球場で始まった。今春の選抜大会に出場した早稲田実と日大三の両校による一戦は、高校野球では異例のナイター開催となった。スタンドは外野席も埋まり、観衆２万人と発表された。 ◇ 【１回表】日大三４―０早稲田実 日大三は１死二塁、３番桜井の中堅フェンス直撃の適時二塁打で先制。さらに２死二、三塁から、６番日置の左越え３点本塁打で計４点を奪った。 【１回裏】日大三４―２早稲田実 早稲田実はすぐに反撃。１死一塁、３番清宮はカウント３ボールから投手の頭上に高く上がる飛球を放った。一塁手金成が取り損ねたが、投手岡部が二塁に送球し、封殺。この後、４番野村が左中間へ２点本塁打を放った。日大三の投手は岡部から柿沢に交代。 【２回表】日大三４―２早稲田実 日大三は２死一、三塁と好機をつくるが、桜井が二ゴロに倒れ、無得点。 【２回裏】日大三４―２早稲田実 早稲田実は三者凡退。 【３回表】日大三４―２早稲田実 日大三は４番金成からの打順だったが、金成は三飛に倒れるなど三者凡退。 【３回裏】日大三４―４早稲田実 早稲田実が同点に追いついた。１死から雪山、清宮の連続四球で一、二塁とし、野村の遊撃強襲安打で１点。さらに２死一、三塁から小西の右前適時打で同点とした。 【４回表】日大三４―４早稲田実 日大三は三者凡退で無得点。 【４回裏】日大三４―４早稲田実 早稲田実は８番からの打順で三者凡退。 【５回表】日大三４―４早稲田実 日大三は先頭の１番井上が見逃し三振に倒れるなど好機をつくれず。 【５回裏】日大三４―６早稲田実 早稲田実が勝ち越した。先頭の雪山が右越え二塁打で出塁。清宮は一ゴロで１死三塁。続く野村が直球をとらえ、この試合２本目となる左中間席への２点本塁打を放った。 【６回表】日大三４―６早稲田実 日大三は金成がカーブにタイミングを外され、高々と上がる右飛。４イニング続けて三者凡退で反撃ムードをつくれず。 【６回裏】日大三４―６早稲田実 早稲田実は先頭の橘内が中前安打で出塁。犠打で二進したが後続が倒れ、追加点を奪えず。 【７回表】日大三７―６早稲田実 日大三が逆転。２死から代打溝口が左中間二塁打で好機をつくると１番井上の中前適時打で１点を返す。続く長谷川は四球。早稲田実の先発池田は降板。２死一、二塁で早稲田実の２番手服部から、桜井が逆転の右中間２点二塁打を放った。金成は空振り三振。 【７回裏】日大三７―１１早稲田実 早稲田実が再び逆転。日大三の投手はこの回から３番手の八木。無死一塁で清宮は空振り三振。だが、野村、福本の連打で満塁とし、小西が中前に運び、同点。さらに橘内の左越え２点二塁打で勝ち越した。日大三の投手は八木から４番手中村に交代。攻撃は続き、代打福嶋の左中間三塁打、西田の中前適時打で、この回６連打で計５点を奪った。 【８回表】日大三１０―１１早稲田実 早稲田実の投手は３番手石井。日大三は無死一塁、日置の右越え適時打で１点。二つの敵失で満塁とし、溝口が押し出し四球を選んで２点目。井上の二ゴロ併殺打の間に１点差としたが、長谷川が左飛に倒れた。 【８回裏】日大三１０―１３早稲田実 日大三の投手は５番手田口に交代。早稲田実は１死一塁、清宮が直球をとらえ、右翼席上段に届く２点本塁打を放った。日大三の投手は６番手金成に交代。早稲田実の野村は空振り三振。その後２死満塁としたが追加点を奪えず。 【９回表】日大三１７―１３早稲田実 日大三は先頭桜井がソロ本塁打。１死満塁から八木の適時打、暴投で同点。さらに犠飛、代打大塚の２ランなど打者一巡でこの回計７点を奪い、再び試合をひっくり返した。 【９回裏】日大三１７―１７早稲田実 早稲田実は無死二、三塁から雪山の適時打で１点。続く清宮が中堅左へ３点本塁打を放って追いつき、延長戦へ。 【１０回表】日大三１７―１７早稲田実 日大三は三者凡退。 【１１回表】日大三１７―１７早稲田実 早稲田実は三者凡退。
