スペイン北東部の カタルーニャ州で一方的な独立を主導したとして、 中央政府によって州首相を解任され、 国家反逆などの 疑いで逮捕状が出ていたプチデモ…
スペイン北東部のカタルーニャ州で一方的な独立を主導したとして、中央政府によって州首相を解任され、国家反逆などの疑いで逮捕状が出ていたプチデモン氏ら５人について、滞在先のベルギーの司法当局はスペイン側の要請に基づいて身柄を拘束し、日本時間の６日夕方までに身柄の取り扱いについて判断する方針です。 スペイン北東部のカタルーニャ州で一方的な独立宣言を主導したとして、中央政府によって州首相の職務を解任されたプチデモン氏ら１４人は、国家への反逆などの疑いがあるとして裁判所に召喚されています。 このうち、プチデモン氏ら５人はベルギーに出国し、召喚に応じていなかったため、スペインの裁判所が逮捕状を出し、滞在先のベルギーの司法当局はスペイン側の要請に基づいて５日、プチデモン氏ら５人の身柄を拘束したと発表しました。 ベルギーの司法当局はプチデモン氏から事情を聴いていて日本時間の６日午後５時すぎまでに、身柄の取り扱いについて判断する方針です。 ただ仮に逮捕した場合でも身柄の引き渡しの期限は６０日間で、特別なケースと判断されれば３０日間延長されるほか、プチデモン氏側が異議を申し立てる構えも見せていて、直ちに身柄が引き渡されるかは不透明な情勢です。 一方、カタルーニャ州では独立支持派が州政府幹部の相次ぐ拘束に強く反発していて、今後、中央政府に対する抗議活動が活発化することも予想されます。
