前回の 試合から、 2カ月あまりの 短期間で臨んだ2度目の 防衛戦。 拳四朗は鮮烈なインパクトを残そうとしていた。 「いつもスロースターター」 と認める。 だが、 この 日は違った。 優位なリーチ差を生かし、 左ジャブで主導権を握った。 相手がラフに振ってくる右は流れるパンチで怖く
前回の試合から、2カ月あまりの短期間で臨んだ2度目の防衛戦。拳四朗は鮮烈なインパクトを残そうとしていた。 「いつもスロースターター」と認める。だが、この日は違った。優位なリーチ差を生かし、左ジャブで主導権を握った。相手がラフに振ってくる右は流れるパンチで怖くない。素早い引き足でかわし、完全に見切った。 決着は4回。相手の打ち終わりを狙った右ストレートを打ち抜くと、「効いたと思った。早く終わらせたかった」。ロープを背負わせて左ボディーブローから右の連打で倒した。さらに、立ち上がった相手の腹を容赦なく打ち、一気にTKOで試合を終わらせた。 実は試合の2週間前、39度近い高熱を出していた。そんなアクシデントを感じさせない完勝。テレビの生中継を意識していたそうで、リング上のインタビューで「KOしたかった。それを皆さんに見せることができて、すごく幸せ。あと、名前を覚えてください」と笑う。王座を奪った試合と初防衛戦は小差の判定勝ち。3度目の世界戦で新たな魅力を感じさせた。(2017/12/30-21:32)
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