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中国全人代、主席任期の制限撤廃=習氏の長期政権可能に-99.8%賛成で憲法改正

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【北京時事】 中国・ 北京で開催中の 第13期全国人民代表大会(全人代、 国会に相当)第1回会議は11日午後、 全体会議を開き、 国家主席の 任期を「2期10年」 に制限する規定を撤廃する憲法改正案を99.8%の 賛成で採択した。 改憲により、 習近平国家主席が長期にわたり政権を担当することが可能になった。 また、 憲法に習氏の 名前を冠した指導思想も明記され、 習氏の 権威がさらに高まった。 集団指導体制と世代交代の 流れをつくったトウ小平の 意向が反映され、 1982年に制定された現行憲法は事実上の 「習近平憲法」 に転換した。 習
【北京時事】中国・北京で開催中の第13期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)第1回会議は11日午後、全体会議を開き、国家主席の任期を「2期10年」に制限する規定を撤廃する憲法改正案を99.8%の賛成で採択した。改憲により、習近平国家主席が長期にわたり政権を担当することが可能になった。また、憲法に習氏の名前を冠した指導思想も明記され、習氏の権威がさらに高まった。
集団指導体制と世代交代の流れをつくったトウ小平の意向が反映され、1982年に制定された現行憲法は事実上の「習近平憲法」に転換した。習氏の「一極集中体制」は当面強固とみられ、中国の政治体制は大きな節目を迎えた。 現行憲法の改正は14年ぶり5回目となった。採決は無記名投票で行われ、賛成2958票、反対2票、棄権3票、無効1票。2004年の改正では反対10票、棄権17票だったが、習氏は「圧倒的な勢い」(共産党員)を誇示した形となった。 国家主席の任期は5年。今回の改正で、正副国家主席について「2期を超えて連続して就任できない」とする規定が削除された。13年に国家主席に就任した習氏は17日に再選され、2期目に入る。改憲により23年に3選され、同年以降も最高指導者として君臨し続けるという見方が強まっている。(2018/03/11-18:12)

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