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平成で最悪、豪雨死者114人に…不明59人

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西日本を襲った記録的豪雨は9日、 各地で捜索活動が続き、 人的被害が次々に判明した。 読売新聞の まとめでは、 9日午後6時現在、 12府県で114人が死亡、 8府県で59人が行方不明になっている。 被害が大きい広島、 岡山、 愛媛などで【社会】
西日本を襲った記録的豪雨は9日、各地で捜索活動が続き、人的被害が次々に判明した。読売新聞のまとめでは、9日午後6時現在、12府県で114人が死亡、8府県で59人が行方不明になっている。被害が大きい広島、岡山、愛媛などでは生存率が低下するといわれる「発生から72時間」を同日夜に迎え、警察や自衛隊などが懸命の捜索活動を続けている。気象庁は、引き続き、地盤の緩みによる土砂災害への警戒を呼びかけている。
豪雨災害で死者が100人を超えるのは、1983年に島根県などで起きた山陰豪雨災害(112人)以来で、平成では最悪の被害となった。気象庁は今回の豪雨を「平成30年7月豪雨」と命名。期間は台風7号の影響で大雨が降った6月28日以降とした。
政府によると、9日は警察、消防、自衛隊、海上保安庁の計7万3000人、ヘリ70機の態勢で、捜索・救助活動にあたった。
堤防が決壊し、地区の4分の1以上が水没した岡山県倉敷市真備町では、9日夜までに男女計23人の遺体が発見された。愛媛県宇和島市では土砂崩れで行方不明となっていた小学4年の男子児童(9)と母親(41)、祖母(67)の家族3人が遺体で発見された。
6月28日以降に観測された72時間雨量は、高知県 馬路 ( うまじ ) 村1203・5ミリ、岐阜県郡上市868ミリ、愛媛県鬼北町533・5ミリなど22道府県119地点で観測史上最大を更新した。
過去最多の11府県に大雨特別警報が出されたが、8日午後までに全て解除された。被災地は9日、気温が上昇し、広島市32・7度、倉敷市31・5度、宇和島市31・7度を記録。気象庁は熱中症への警戒も呼びかけている。
豪雨の影響で地盤が緩んでいる地域も多く、総務省消防庁の集計では、9日午後5時半現在、14府県の約82万世帯、約180万人に避難指示・勧告などが発令されている。同日夕時点で計1万1200人が避難所に身を寄せている。
国土交通省などによると、今回の豪雨による土砂災害は28道府県で238件発生。堤防の決壊などによる浸水は15道府県で206か所に上った。床下・床上浸水などの住宅被害は31道府県で7879棟に達している。

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