Start Japan Japan — in Japanese 村上宗隆 55号HR 王貞治さん「60本も夢ではない」【一問一答】

村上宗隆 55号HR 王貞治さん「60本も夢ではない」【一問一答】

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プロ野球、ヤクルトの村上宗隆選手が今シーズン55号のホームランを打ちました。シーズン55本のホームランは日本選手では昭和39年に巨人の王貞治さんが打って以来2人目です。
王さんといえば、ホームラン通算868本を打ち、15回ホームラン王に輝いた「世界のホームラン王」です。
現在、ソフトバンクの球団会長を務める王さんに、村上選手の55号到達について聞きました。
5年目であれだけの強烈なことをやれることがすごい
Q.村上選手のことをどう見ているか。
A.とにかく2位の倍くらい(のホームラン数)でしょう。バッターとしての強烈さというのを出していることがすごいと思う。
まだ5年目で、それだけほかの選手を圧倒的に引き離して、チームの勝利に貢献している。
ファンの気持ちの中に強烈さを植え付け、見せつけている。
そういうことは選手として最高。本人も喜んでいると思う。
話題になることはすごいことだと思う。
5年目であれだけの強烈なことをやれることがすごい。
Q.交流戦でソフトバンクと対戦し、千賀滉大投手や嘉弥真新也投手の難しいボールをとらえたホームランもあった。村上選手のホームランバッターとしてのすごさや、すぐれているところをどう見ているか。
A.今の時代はある程度、広角に打てるというのは求められるが、そういうことを十分できる。練習でも思うが、ホームランの飛距離がすごい。
まあまあ普通のナイスホームランと、すごいと思わせるホームランは、ファンの人から見ても全然違う。そういうホームランを打てるようでないと、本数もなかなか打てない。
彼は常に飛距離にも技術にもチャレンジしているだろう。今のような成績になっても全然、慢心していない。今が自分にとって1番大事な時だと取り組んでいると思う。
野球選手としてしっかりしているし、これからもっともっと、50本、60本とホームランを何回も打てるような結果を出してくれると僕は期待している。 実物を見たいと思わせる選手
Q.千賀投手や嘉弥真投手から打ったホームランは、すごいホームランだった。目の前で見ていて率直にどんな感想を持ったか。
A.去年のオリンピックで彼が打ったホームランも見ている。体勢をちょっと崩されながらでもホームランにするという応用力をどんどん身につけている。
彼の中にはバッティングの迷いというのはあまりないと思う。
ホームランはそんなにコンスタントに出るものではない。
2試合、3試合、4試合出なくても、次、普通にやっていたら、また1本、2本と出る。自分に自信を持ってやっていけば、それだけでいいと思う。
彼の強烈さというのは、見る者の胸に飛び込んでくる。
彼のホームランは今、日本で1番の強烈さを持っている。
これからもファンは彼のホームランを楽しみにグラウンドに来てくれたらいい。
テレビで見るのではなくて、実物を見たいと思わせる選手。自分でグラウンドへ足を運んで、バットを振るところをみたいと思わせる選手になったということがすばらしい。 本人にとっては不思議ではないと思う
Q.野村克也さんが前年(昭和38年)に52本のホームランを打って、その翌年(昭和39年)に王会長も55本打った。52本を超えてからホームランを積み重ねる時、どういう気持ちで打席に立ってきたか。
A.僕は52本を打ってから、まだ残り試合が10試合以上あった。だからべつに本数は気にしないで戦っていた。とにかく打てるときは、打てちゃう。
村上くんもそうだと思う。皆さんからは「すごいな」とか言われるけど、本人にしてみれば特別なことではない。
打てちゃうから、打てているだけで、べつにどうしようとか、こうしようとか、特別なことをやっているわけではない。
夏から秋にかけて、ずっと自分なりに、ことし1年やってきたことを着実にやっているだけだと思う。
その中でホームランの本数が増えているし、5打席連続ホームランを打ったり、技術的にも成長しているし、精神的にも強くなっていると思う。だから本人にとっては不思議ではないと思う。
不思議ではないから、もっともっと打てるわけで、自分が感激したり興奮したりしているようでは打てなくなってしまう。
だから本人は、1本打てば、次また次というふうに今、取り組んでいると思う。残り試合でどこまでいくか本当に楽しみ。 隙がないという構え方で投げる方も大変
Q.

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