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マレーシア 北朝鮮の大使に6日までの国外退去求める

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マレーシア外務省は4日夜、 マレーシアに駐在する北朝鮮の カン・ チョル大使について、 外交関係に関するウィーン条約の 「好ましくない人物」 にあたると…
マレーシア外務省は4日夜、マレーシアに駐在する北朝鮮のカン・チョル大使について、外交関係に関するウィーン条約の「好ましくない人物」にあたるとして、日本時間の6日午後7時までの国外退去を求めたと発表し、両国関係の悪化は決定的となりました。 マレーシアに駐在する北朝鮮のカン・チョル大使は、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の兄、キム・ジョンナム(金正男)氏が、首都クアラルンプールの空港で殺害された事件について、「マレーシア側は、なにかを隠し、われわれを欺こうとしている」などと、マレーシア政府の対応を非難しています。 カン大使について、マレーシア外務省は4日夜、外交関係に関するウィーン条約の「好ましくない人物」にあたるとして、6日の午後6時(日本時間午後7時)までに国外に退去するよう求めたと発表しました。 それによりますと、マレーシア政府は先月28日、現地入りした北朝鮮の代表団と会談し、カン大使の発言について、直ちに文書で謝罪するよう求めたものの、4日まで回答がなかったということで、「わが国の評価を汚す、いかなる試みや侮辱に対しても厳しく対処することを明確にする」としています。 マレーシア政府は、北朝鮮に駐在していたマレーシア大使を、先月20日に帰国させたのに続いて、ビザなしでの渡航を認めてきた北朝鮮の国民に対し、6日からビザの取得を義務づけることを決めており、北朝鮮大使の国外退去を求めたことで、両国関係の悪化は決定的となりました。

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