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新型エンジンの燃焼実験 北朝鮮、ミサイル能力誇示 :日本経済新聞

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北朝鮮の 朝鮮中央通信は19日、 新たに開発された高出力ロケットエンジンの 地上燃焼実験が北西部東倉里の 「西海衛星発射場」 で行われ、 「成功した」 と報じた。 18日早朝に実施されたもようで、 金正
【北京=共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は19日、新たに開発された高出力ロケットエンジンの地上燃焼実験が北西部東倉里の「西海衛星発射場」で行われ、「成功した」と報じた。18日早朝に実施されたもようで、金正恩朝鮮労働党委員長が立ち会った。 北朝鮮の労働新聞が19日掲載した、東倉里の「西海衛星発射場」で行われた高出力ロケットエンジンの地上燃焼実験の写真=共同 軍事技術の研究を担当する国防科学院が開発したエンジンで、従来のものより燃料効率が高いという。燃焼実験を公表することでミサイル能力の向上を誇示し、米韓合同軍事演習やトランプ米政権の圧力強化をけん制する狙いがあるとみられる。 実験はエンジンの全般的な性能を確認するのが目的で「全ての系統の技術指標が予想値に正確に達し、安定的に維持された」という。 金氏は実験結果に満足の意を示し「今日の勝利がどのような意義を持つのか、全世界が間もなく目撃することになるだろう」と述べ、新型エンジンによる将来的なミサイル発射の可能性を示唆した。 また「宇宙開発分野でも世界的水準の衛星運搬能力に肩を並べられる土台ができた」と述べ、衛星打ち上げロケットにもエンジンを活用する考えを示した。 18日は、ティラーソン米国務長官が日韓に続き中国を訪問した。北朝鮮はこの日に合わせた燃焼実験で、包囲網を構築する米国に対し、核・ミサイル開発を続ける姿勢を明確にしようとした可能性もある。 19日付の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は、実験用施設に垂直に設置されたエンジンから炎が噴出する燃焼実験の写真を掲載した。

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