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雪崩巻き込まれた生徒「目のあたりまで雪」状況語る

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27日、 栃木県那須町にあるスキー場付近で、 登山の 講習中の 高校生と教員合わせて48人が雪崩に巻き込まれ、 生徒ら8人が死亡した事故で、 雪崩で目の …
27日、栃木県那須町にあるスキー場付近で、登山の講習中の高校生と教員合わせて48人が雪崩に巻き込まれ、生徒ら8人が死亡した事故で、雪崩で目のあたりまで雪に埋もれ、仲間に救助された男子生徒が取材に応じ、激しい雪の中で訓練を行うと告げられたときの様子や、雪崩に襲われた状況を詳しく語りました。 男子生徒は、28日朝、雪が激しく降る中で、教員から、内容を変更して訓練を行うと告げられました。 そのときの雰囲気について、男子生徒は「テントが埋まるぐらいまで雪が積もっていたので、『こんなに降っているのにやるんだ』という驚きが半分でした。でも先生がやるというからには、やろうという感じでした」と説明しました。 深い雪をかき分けて進む「ラッセル」と呼ばれる訓練で、この男子生徒は5つの班の3番目の班で、先頭の大田原高校より数十メートル後方で斜面を登っていました。 男子生徒は「引率の先生たちもいたし、強豪の大田原高校が先頭にいたので、『これはいけるんだな』と安心して登っていました」と話しました。 30分ほど歩いたときの状況について、「突然、吹雪の『ビューッ』という音とは違う『ゴーッ』という音がしたと思ったら、視界が暗くなり、気付いたら目のあたりまで雪に埋まっていました。呼吸ができるよう顔の前の雪をかき分け、周りの部員たちに体を雪から引き上げてもらいました。先頭にいた人たちほど下まで流されていました」と説明しました。 前日の講習で雪山での滑落を想定した訓練を行っていたことを生かし、引率教員の指示に従い、雪をスコップで掘るなどして風よけを作り、救助を待っていました。 この間のことについて「先生たちが無線で『生徒が埋まっている』とか『心肺停止』とやり取りする声が聞こえたので、ほかの高校の生徒が無事なのか、ずっと心配でした」と話しました。 およそ3時間後に救助され、この男子生徒はけがもなかったと言います。 8人が死亡する事故になったことについて、「雪崩の危険性は学んでいましたが、これほどのことになるとは思っていませんでした。登山をやめようとは思いませんが、事故をどう防ぐかは常に考えていきたいです」と話しました。 そして「雪がとけたら、現場に行って、亡くなった生徒たちを追悼したい」と述べました。

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