【ウィーン三木幸治】 セルビア大統領選が２日、 投開票された。 出口調査によると、 親欧州連合（ＥＵ）の 与党・ セルビア進歩党の ブチッチ首相（４７）が得票率約５５％で他候補を大差で引き離し、 当選する見通しとなった。 地元メディアが伝えた。
【ウィーン三木幸治】セルビア大統領選が２日、投開票された。出口調査によると、親欧州連合（ＥＵ）の与党・セルビア進歩党のブチッチ首相（４７）が得票率約５５％で他候補を大差で引き離し、当選する見通しとなった。地元メディアが伝えた。
ブチッチ氏はＥＵへの早期加盟を目指す一方、歴史的に関係の深いロシアから多くの戦闘機を購入するなど、「バランス外交」を重視する。ブチッチ氏は２日夜、「国民がＥＵ（加盟）への道を支持するとともに、ロシア、中国との関係を維持することを選んだ」と勝利宣言した。
セルビアの大統領は儀礼的存在だが、ブチッチ氏は首相に自らの側近を置き、事実上の最高権力者になるとみられる。一方でメディア統制を強めるなど強権的な手法も目立ち、人権団体からは今後を懸念する声も上がる。
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