豊洲市場の 問題を調査する東京都議会の 百条委員会で移転事業をめぐってうその 証言をしたと指摘されている浜渦元副知事が10日、 記者会見し、 「東京ガ…
豊洲市場の問題を調査する東京都議会の百条委員会で移転事業をめぐってうその証言をしたと指摘されている浜渦元副知事が10日、記者会見し、「東京ガスとの交渉役を外れたあとは関与していない。ただ、職務上の報告があれば受けたかもしれないが、指示はしていない。指示した文書があったと言うが本物かどうか精査してもらいたい」と述べ、偽証の指摘は当たらないと反論しました。 百条委員会では、築地市場の豊洲への移転事業について、交渉役だった浜渦元副知事が東京ガスと移転に向けた基本合意を結んだ平成13年7月以降は一切関与していないと証言したのに対し、複数の会派の議員が、2年後の平成15年5月、浜渦元副知事に交渉状況を報告するために都の職員が作成したと見られる文書が残されているなどとして、証言に偽証の疑いがあると指摘しています。 これを受けて、浜渦元副知事は10日午後2時から東京都庁で記者会見しました。この中で、浜渦元副知事は「石原知事に基本合意までできたと報告し、任を解かれた。交渉役を外れた後は関与していない。担当局が私に説明することは職務上あるが、ああしろ、こうしろと指示を出すことはない」と述べ、これまでの主張を強調しました。 また、都の職員が作成したと見られる文書の中で、浜渦元副知事の指示を受けて交渉状況を報告していることについて、「指示した文書があったというが、記憶にない。本物かどうか精査してもらいたい」と述べ、偽証の指摘は当たらないと反論しました。 一方、詳細については、「記憶にない」「覚えていない」などと述べる場面も多く見られました。