世界３大音楽コンクールの １つ、 「エリザベート王妃国際音楽コンクール」 の チェロ部門で日本人の 岡本侑也さんが２位に選ばれました。
世界３大音楽コンクールの１つ、「エリザベート王妃国際音楽コンクール」のチェロ部門で日本人の岡本侑也さんが２位に選ばれました。 ベルギーの首都ブリュッセルで開かれていた、エリザベート王妃国際音楽コンクールは、ロシアの「チャイコフスキー国際コンクール」、ポーランドの「ショパン国際ピアノコンクール」と並ぶ世界３大コンクールの１つとして知られています。 ことし初めて開かれたチェロ部門は３日、最終選考に残った１２人による演奏がすべて終了し、日本人の岡本侑也さんが２位に選ばれました。 岡本さんは東京出身の２２歳で、東京藝術大学音楽学部を卒業後、現在はドイツのミュンヘン音楽演劇大学で学んでいます。２００４年、ドイツで開かれた青少年音楽コンクールバイエルン州地域部門で１位になったほか、２０１１年には日本音楽コンクールチェロ部門で１位になるなど、その技術と伸びやかな演奏が高く評価されてきました。 授賞式で岡本さんの名前が呼ばれると、会場から大きな拍手が送られました。そして、式のあとにはエリザベート王妃から「とてもすばらしい演奏でした」と祝福を受けました。 岡本さんは「成績よりも自分の持ち味を出そうと臨みましたが、いい結果が出たのでよかったです。これからも自分らしい演奏を目指していきたいです」と話していました。
