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宅配最大手のヤマト 未払い残業代で79億円の赤字

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宅配最大手の ヤマトホールディングスは、 ことし4月から6月までの 決算を発表し、 ドライバーに未払いの 残業代などを支給する追加の 費用がかさんだこと…
宅配最大手のヤマトホールディングスは、ことし4月から6月までの決算を発表し、ドライバーに未払いの残業代などを支給する追加の費用がかさんだことなどから、期間中の最終的な損益が79億円の赤字となりました。 ヤマトホールディグスが発表したことし4月から6月までのグループの決算によりますと、売り上げにあたる営業収益は、ネット通販などの荷物が増え3554億円と前の年度の同じ時期を4%上回りました。 一方で期間中の最終的な損益は、前の年度の黒字から一転して79億円の赤字となりました。 これはドライバーなどの従業員に未払いの残業代などを追加で支給する必要が出たほか、荷物の配達を別の業者に委託する費用がかさんだためです。 また、これに伴い、来年3月期の年度を通じた業績の見通しも最終的な利益を170億円から120億円に下方修正しました。 ヤマトホールディングスは、ネット通販会社など大口の取引先と料金の値上げや荷物の削減を交渉し、今年度、およそ8000万個の荷物を削減する計画でした。しかし、これまでの交渉の結果、削減できるのは半分の4000万個程度にとどまる見通しです。 芝崎健一専務は「値上げの交渉で、配達をほかの業者に変える取引先が増えると想定していたが、値上げを受け入れて配達を続けることになったところもある。削減できない分は業務の効率化で対応したい」と述べました。

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