Home Japan Japan — in Japanese トランプ大統領が国連デビュー 演説で「官僚主義」批判「投資効果、見合わない」 主宰の改革会合で米負担に不満表明

トランプ大統領が国連デビュー 演説で「官僚主義」批判「投資効果、見合わない」 主宰の改革会合で米負担に不満表明

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【ニューヨーク=上塚真由】 トランプ米大統領は18日、 就任後初めて国連総会に臨んだ。 国連改革をテーマにしたハイレベル会合を主宰し、 演説でグテレス事務総長が取り組む…
【ニューヨーク=上塚真由】トランプ米大統領は18日、就任後初めて国連総会に臨んだ。国連改革をテーマにしたハイレベル会合を主宰し、演説でグテレス事務総長が取り組む改革方針を「支持する」と述べる一方、国連は官僚主義から脱却すべきだと訴えた。 トランプ氏は「国連は近年、官僚主義や不適切な管理体制が原因で、潜在的な能力を発揮できていない」と指摘。2000年以降、国連の通常予算が140%増加し、人員も倍以上増えたと指摘したうえで「投資に見合った結果を出せていない」と批判した。 また、米国が国連の通常予算で22%、国連平和維持活動(PKO)予算で28%超を負担していることを念頭に、「軍事的にも財政的にも、どの加盟国も、不均衡な負担を負わされることがないよう確認すべきだ」と述べ、米国の負担に不満を表明した。 グテレス氏はトランプ氏の改革支持に謝意を示し、「私たちは国連を強くするため、大胆な改革を進める」と決意を示した。 トランプ政権は会合開催にあたり、10項目からなる政治宣言の草案を加盟国に配布し、趣旨に賛同し署名した国のみを招待した。 ヘイリー米国連大使は128カ国が署名したと公表。米国連代表部によると、ロシアや中国は署名していない。政治宣言は、より効率的な組織運用や説明責任の充実などを求め、グテレス氏の改革方針を全面的に支持する内容となっている。

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