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「歴史的な転換点」=住民側、差し止めに歓喜-伊方原発

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「やった」 「歴史的な決定だ」 。 午後1時半、 広島市の 広島高裁前。 伊方原発3号機の 運転差し止めを命じる仮処分決定が伝えられると、 支援者から大きな歓声が上がった。 拍手や太鼓の 音とともに横断幕や旗が振られ、 握手する人や涙ぐむ人の 姿もあった。 「勝ったー」 と高裁から走
「やった」「歴史的な決定だ」。午後1時半、広島市の広島高裁前。伊方原発3号機の運転差し止めを命じる仮処分決定が伝えられると、支援者から大きな歓声が上がった。拍手や太鼓の音とともに横断幕や旗が振られ、握手する人や涙ぐむ人の姿もあった。 「勝ったー」と高裁から走り出た住民側の河合弘之弁護士は、「高裁レベルの決定で原発が差し止められたのは初めて。極めて重要な意義がある」と力強く語った。 広島地裁をはじめ、各地の裁判所で訴えが退けられるケースが続いていた。河合弁護士は「流れを大きく変える歴史的な転換点だ。政府や電力会社は決定を真摯(しんし)に受け止め、原発を再稼働させない方向に転換するよう心から要望したい」と訴えた。 差し止めを申請した広島市の会社員綱崎健太さん(37)は「72年前に広島から始まった無差別な放射線被ばくの歴史を終わらせる重大な一歩だ」と評価。「闘いは続く。これからも被ばくを拒否する姿勢で臨んでいきたい」と語った。 市内で開かれた記者会見には、広島地裁で係争中の伊方原発差し止め訴訟の原告団長で、被爆者の堀江壮さん(77)=広島市=も出席。「私の人生で画期的な日になった。『できることは頑張った』と次の世代に伝えられる。満足している」と話した。(2017/12/13-18:43) 関連ニュース
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