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菊池純礼、五輪確実に 全日本500優勝

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平昌五輪代表選考会を兼ねたスピードスケート・ ショートトラックの 全日本選手権は16日、 名古屋市の 日本ガイシプラザで開幕し、 男女計4種目で決勝があった。 男子は坂爪亮介(タカショー)と吉永一貴(愛知・ 名古屋経大市邨高)、 女子は菊池純礼(トヨタ自動車)が五輪代表を確実にした。
平昌五輪代表選考会を兼ねたスピードスケート・ショートトラックの全日本選手権は16日、名古屋市の日本ガイシプラザで開幕し、男女計4種目で決勝があった。男子は坂爪亮介(タカショー)と吉永一貴(愛知・名古屋経大市邨高)、女子は菊池純礼(トヨタ自動車)が五輪代表を確実にした。
男子500メートルは吉永、1500メートルは横山大希(トヨタ自動車)が制した。女子500メートルは菊池純が優勝。1500メートルは神長汐音(長野・小海高)が制し、菊池純は転倒があり6位だった。
代表選考は、9月に行われた全日本距離別選手権とワールドカップ代表選考会、今大会が対象。男子500メートルはこの日3位の坂爪、1500メートルは同2位の吉永が選考ポイントのランキングで1位に。女子は菊池純が500メートル、1500メートルともランキング1位になった。
代表選考レースのポイントランキングで各種目の1位に立ち、今季好調の菊池純。この日は最初の1500メートルで失敗したが、500メートルで勝ちきり、すっきりした形で五輪代表を確実にした。
今大会前にランキング1位が確定していた1500メートルは決勝でまさかの転倒。「あまり感覚の良くない転び方」で、続く500メートル予選は不安を感じたという。それでも、安定した滑りで予選を乗り切ると、決勝では一度もトップを譲らなかった。
500メートルでは、内側から抜くのがうまい選手が多いのを頭に入れ、コース取りに注意しながらレースを運ぶ冷静さも見せた。所属先の寺尾監督も「素晴らしいね。勝てそうなレースで転んで、どうなるかなと思ったが立て直した。タフになった」と称賛した。
今季は有力女子選手の多くが参加しないナショナルチームで、男子に交ざって練習した。体格に勝る海外選手とどう戦うかを身につけ、加速力もついてきた。
初めての五輪切符を手中にしたが、「通過点として浮足立つことなく、前を見据えていきたい」と慢心はない。それもそのはず。今季ずっと掲げている目標は「五輪のメダル」だからだ。【福田智沙】
500メートルを制した吉永は「1500メートルでうまくいかなかった分、取り返せた」と喜んだ。先に行われた1500メートルでは、残り1周までトップに立ちながらカーブで減速してしまい、横山に逆転を許した。この種目でランキング1位になり、男子高校生としては1998年長野五輪の田村直也さん(兵庫・三田学園高)以来の代表入りを確実にしたが、「1位で取りたかったので悔しかった」。500メートルで2位の横山との差はわずか0.002秒。雪辱を果たし、思わずガッツポーズしてうれしさを表した。

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