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王岐山氏、引退せず 国家副主席有力か

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【北京・ 河津啓介】 昨年10月の 中国共産党大会で最高指導部の 政治局常務委員を退任した王岐山(おう・ きざん)前党中央規律検査委員会書記(69)が29日、 3月の 全国人民代表大会(全人代=国会)代表に選ばれた。 指導部を退任後、 全人代代表に選ばれるの は異例。 香港メディアは、 完全引退せず、 習近平国家主席の 右腕として国家副主席などの 要職に就く可能性があると伝えた。
【北京・河津啓介】昨年10月の中国共産党大会で最高指導部の政治局常務委員を退任した王岐山(おう・きざん)前党中央規律検査委員会書記(69)が29日、3月の全国人民代表大会(全人代=国会)代表に選ばれた。指導部を退任後、全人代代表に選ばれるのは異例。香港メディアは、完全引退せず、習近平国家主席の右腕として国家副主席などの要職に就く可能性があると伝えた。
中国や香港のメディアが29日に一斉に報じた湖南省選出の全人代代表名簿の中に「王岐山」の名前の記載があった。王氏は昨年の党大会でも同省から代表に選ばれていた。
王氏は、習氏と青年時代から親交があり、1期目の習指導部では党内序列6位ながら「事実上のナンバー2」と呼ばれた。習氏の看板政策である「反腐敗運動」を指揮し、汚職撲滅に辣腕(らつわん)を振るって、習氏の権力掌握を支えた。昨年の党大会後も政治局常務委員に留任するとの観測があったが、指導部の「68歳定年制」の不文律に従った形で政治局常務委員と党中央規律検査委員会書記から退いていた。
一方で、退任が決まっても一部メディアや識者には、王氏が別のポストに就いて影響力を保持するとの見方が根強かった。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは王氏が退任後も政治局常務委員会議に議決権なしで出席を続けており、3月の全人代で国家副主席に就任すると報じていた。

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