【エルサレム高橋宗男】 ポンペオ米国務長官は29日、 イスラエルの テルアビブでネタニヤフ首相と会談し、 共同記者会見で「我々はイスラエルや中東地域への イランの 脅威の 増大を懸念している。 イランはまだ中東制覇の 野望を持っている」 と強調した。
【エルサレム高橋宗男】ポンペオ米国務長官は29日、イスラエルのテルアビブでネタニヤフ首相と会談し、共同記者会見で「我々はイスラエルや中東地域へのイランの脅威の増大を懸念している。イランはまだ中東制覇の野望を持っている」と強調した。
ポンペオ氏は、イランと主要6カ国が2015年に結んだ核合意について、「不備がある。トランプ大統領は内容の見直しを図っており、見直さなければ合意から離脱する」と指摘した。
イスラエルはイランの覇権拡大を警戒しており、ネタニヤフ氏は「世界への最も大きな脅威はイスラム組織が核兵器を保有することであり、具体的にはイランによる核兵器保有の試みだ」と主張した。
ポンペオ氏は30日、ヨルダンの首都アンマンでアブドラ国王とも会談。イスラエルとパレスチナの2国家共存に前向きな姿勢を示した。