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サミット、波乱含みに=トランプ氏「貿易戦争に負けない」

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【ウィスラー(カナダ)時事】 カナダで2日まで開かれた先進7カ国(G7)財務相・ 中央銀行総裁会議では、 米国が鉄鋼・ アルミニウムの 輸入制限問題で集中砲火を浴びた。 トランプ米大統領は「貿易戦争に負けるわけにはいかない」 (2日の ツイッター投稿)と、 一歩も引かない構え。 8日から始まる首脳会議(サミット)は、 波乱含みだ。 「わたしは声明には加わっていない」 。 ムニューシン米財務長官は閉幕後の 記者会見で、 米国を強く非難した議長総括を一蹴。 トランプ氏に翻意を伝えるよう迫った6カ国には「米国の 目的は公平で均衡の 取
【ウィスラー(カナダ)時事】カナダで2日まで開かれた先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では、米国が鉄鋼・アルミニウムの輸入制限問題で集中砲火を浴びた。トランプ米大統領は「貿易戦争に負けるわけにはいかない」(2日のツイッター投稿)と、一歩も引かない構え。8日から始まる首脳会議(サミット)は、波乱含みだ。 「わたしは声明には加わっていない」。ムニューシン米財務長官は閉幕後の記者会見で、米国を強く非難した議長総括を一蹴。トランプ氏に翻意を伝えるよう迫った6カ国には「米国の目的は公平で均衡の取れた貿易だ」と、はぐらかした。 フランスのルメール財務相は、G7が取り組む重要課題は「協調しなければ進展しない」と語り、米国に冷静な対応を求めた。しかし、ムニューシン氏は「G7は最も大事な同盟国であり、重要な経済、安全保障、外交関係を持っている」「G7は完全に結束している」と、論議はかみ合わなかった。 協調を乱され、議長国のメンツをつぶされた格好のカナダ。モルノー財務相は「G7は目的を共有するが、米国の措置はその目的に向かわないということを訴え続ける」と、憤りを隠さない。 G7は火種を抱えたまま、サミットを迎えることになりそうだ。(2018/06/03-17:13)

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