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東京五輪の暑さ対策 小池知事「精神論では困る」

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東京都の 小池百合子知事は27日の 定例会見で、 開幕まであと2年となった2020年の 東京五輪について、 「課題は暑さ。 熱中症で倒れる観客が続出することがあってはならない」 と述べ、 具体的な暑さ対策の 検討が必…
東京都の小池百合子知事は27日の定例会見で、開幕まであと2年となった2020年の東京五輪について、「課題は暑さ。熱中症で倒れる観客が続出することがあってはならない」と述べ、具体的な暑さ対策の検討が必要との認識を示した。 今夏は西日本から東日本にかけて各地で猛暑に見舞われており、東京都内でも23日、観測史上初めて40度超の気温を記録した。気象庁は同じ日に、この猛暑について「災害と認識している」と異例の会見を開く事態になっている。 小池知事は「ここにきての尋常ではない暑さに『大丈夫か』と懸念の声も上がっている」と認め、「できることは何か、コストおよび効果はどうなるのか真剣に考えねばならないし、いろんな知恵や工夫をだしていきたい。『心・技・体』というが、精神主義では困る」と語った。 大会期間中の交通混雑緩和に向けては、国と大会組織委、都が「2020 TDM(Transportation Demand Management=交通需要マネジメント)推進プロジェクト」を発足させ、企業に対して、従業員の大会中の休暇取得や、時差通勤、テレワークの推進などへの協力を呼びかける。小池知事は「連携しつつ、さまざまな関係者や都民に呼びかけていくことで課題を解決していきたい」と語った。同プロジェクトは8月8日に都庁で発足式を開く予定。 (取材・文:具志堅浩二)

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