陸上自衛隊は26日、 国内最大規模の 実弾演習「富士総合火力演習」 を東富士演習場(静岡県御殿場市など)で実施し、 一般公開した。 離島の 奪回を想定した訓練も行われ、 3月に新設された離島防衛用の 部隊「水陸機動団」 が初参加した。 上陸用の 水陸両用車を使った実弾射撃なども実施された。
陸上自衛隊は26日、国内最大規模の実弾演習「富士総合火力演習」を東富士演習場(静岡県御殿場市など)で実施し、一般公開した。離島の奪回を想定した訓練も行われ、3月に新設された離島防衛用の部隊「水陸機動団」が初参加した。上陸用の水陸両用車を使った実弾射撃なども実施された。
今年の演習には隊員約2400人が参加し、戦車・装甲車約80両、火砲約60門などを使った。戦車並みの火砲を備え、車輪で高速移動する「機動戦闘車」の実弾発射も初めて披露された。新たに導入された電子戦システムで敵からの通信を傍受したり、妨害したりする様子も初公開された。
富士総合火力演習は隊員の教育や広報のため毎年公開されており、今年で60回目。約36トン(約3億9000万円相当)の弾薬が使用された。【前谷宏】