インターネット上で利用者どうしが品物を売買するフリマアプリなどに「夏休みの 宿題に使えます」 などという宣伝文句で読書感想文…
インターネット上で利用者どうしが品物を売買するフリマアプリなどに「夏休みの宿題に使えます」などという宣伝文句で読書感想文や自由研究のレポートなどが出品されるケースが相次いでいることから「メルカリ」、「楽天」、「ヤフー」の3社はこうした出品の掲載を禁止することを決めました。 「メルカリ」、楽天の「ラクマ」、ヤフーの「ヤフオク!」には、夏休みの時期になると読書感想文や工作など、宿題として学校に提出することを想定した品物の出品が増えていました。 これに対して文部科学省が子どもが家庭の中で学習するという宿題の目的に悪影響を及ぼすなどとして掲載しないよう要請した結果、3社は、こうした内容の出品の掲載を禁止することを決めました。 文部科学省などによりますと、出品されたものの中には宇宙などをテーマにした自由研究のレポートなどもあり、出品者のコメント欄には「夏休みの宿題に使えます」などと書き込まれているケースもあったということです。 出品価格はさまざまですが、例えば読書感想文が600円、自由研究のレポートが2780円で、実際に売買が成立したケースもあったということです。 今回の対応についてメルカリは「宿題を代行しますといったサービスの取り引きは禁止していたが、完成品については出品者の自由を尊重する観点から禁止していなかった。宿題を代行する行為をなくすよう取り組みを強化していく」と話しています。