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約3年ぶり、南北離散家族再開行事 韓国側89人が北朝鮮の金剛山へ

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【ソウル=桜井紀雄】 朝鮮戦争(1950~53年)などで韓国と北朝鮮で生き別れになった南北離散家族が再会する行事の 日程が20日から始まった。 韓国側の 当事者89人ら…
【ソウル=桜井紀雄】朝鮮戦争(1950~53年)などで韓国と北朝鮮で生き別れになった南北離散家族が再会する行事の日程が20日から始まった。韓国側の当事者89人らが20日朝、韓国北東部、束草(ソクチョ)から会場となる北朝鮮の金剛山(クムガンサン)に向けて出発した。南北は4月の首脳会談で8月の開催で合意。再会行事は2015年10月以来、約3年ぶり。
89人は20日午後の団体面会をはじめ、22日までの滞在中、北朝鮮側の家族と計6回、約11時間面会する。24~26日には、北朝鮮側が選出した83人が韓国側家族と再会する予定だ。
家族は高齢化が進み、参加者の大半が80歳以上で、最高齢は101歳の男性。南北は6月の赤十字会談で100人ずつの参加で合意したが、健康上の理由で諦めるケースもあった。
北朝鮮は当初、再会行事に絡み、中国の北朝鮮レストランから韓国に集団亡命した女性従業員らの送還を要求。最終的には、この問題と切り離して韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が強く望む再会行事に応じることで、9月の3回目の首脳会談を前に文政権の取り込みを進め、経済協力や朝鮮戦争の終戦宣言での協力を引き出す狙いがあるとみられる。

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