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正午のドル112円半ば、メルケル独首相が党首退任でもユーロ小動き

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[東京 30日 ロイター] – 正午の ドルは前日NY市場終盤の 水準から小幅高の 112円半ば。 前日の 米株安にもかかわらず、 日経平均が一時200円を超える上昇となったことを受け、 小幅ながら円が軟化。 月末
[東京 30日 ロイター] – 正午のドルは前日NY市場終盤の水準から小幅高の112円半ば。前日の米株安にもかかわらず、日経平均が一時200円を超える上昇となったことを受け、小幅ながら円が軟化。月末で実需のドル買いも入ったもようで、一時112.72円まで上昇した。
円が全般に売られたことで、ユーロも128円前半へ上昇した。ドイツのメルケル首相は29日、12月に開催されるキリスト教民主同盟(CDU)の党大会で党首として再選を目指さず、首相も現任期限りとする意向を表明したが、ユーロ相場に大きな反応はなかった。
05年から首相を務め、欧州危機の最中も欧州連合(EU)結束に奔走した同氏の退任が、欧州政治の不安定化につながる可能性を指摘する声も上がっている。しかし、21年まで首相を続けるとしており、「早期解散の回避を含め、政権移行は混乱のないよう、かなり慎重に行うのではないか」(外銀)とみられている。
また、すでに名前が取り沙汰されている後継候補とされる向きの多くが、経済政策に関しては同氏の路線をおおむね継承するとみられることも、ユーロ売りが限られた理由のひとつだという。
市場では、首相は退任後、欧州委員会委員長などEU内の重要職に就くのではないかとの憶測も出ている。首相は来年5月に議会選が行われる同委の次期委員長候補として、欧州議会の最大会派である中道右派の欧州人民党(EPP)代表を務めるマンフレート・ウェーバー氏を支持すると表明している。

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