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突然の相手変更でデータが…でも長崎日大の二枚看板が粘投 センバツ

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第94回選抜高校野球大会は第2日の20日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、長崎日大が京都国際の参加辞退により近畿地区補欠1位校から繰り上げ出場となった近江(滋賀)に延長十三回タイブレークの末、2―6で敗れた。先発の右腕・種村隼(3年)と救援の左腕・川副良太(3年)が好投を続けたが、最後に力尽きた。
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 大会開幕直前に対戦相手が変わり …

第94回選抜高校野球大会は第2日の20日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、長崎日大が京都国際の参加辞退により近畿地区補欠1位校から繰り上げ出場となった近江(滋賀)に延長十三回タイブレークの末、2―6で敗れた。先発の右腕・種村隼(3年)と救援の左腕・川副良太(3年)が好投を続けたが、最後に力尽きた。 ◇ 大会開幕直前に対戦相手が変わり、研究データが使えなくなった長崎日大。しかも、新たな相手は2021年夏に甲子園で4強入りした近江。慌てそうなものだが、チームを支えてきた左右両輪の二枚看板が粘りの投球を繰り広げ、互角に渡り合った。 先発の右腕・種村は強力打線を相手に臆することなく内角を突き、連打を許さなかった。打線が六回に2点を先取すると、球を低めに集める落ち着いた投球を続け、八回まで無失点に抑えた。九回に「抑えれば勝ち」との思いがよぎり、テンポを乱して失点し、左腕・川副の救援を仰いだ。 川副も適時打を許したが、直球で押す投球で同点でしのいで延長戦に入った。昨秋の九州大会の3試合はすべて種村、川副の継投で戦ってきただけに、本来の形でサヨナラ勝ちを狙ったが打線が攻めきれず、タイブレークに入った延長十三回に川副が力尽きた。ただ、強豪をあと一歩まで追い詰め、種村は「バッターに向かっていく気持ちは2人ともあった」と充実感を漂わせた。 十三回に二つの暴投があった川副は「ピンチでの投球を鍛えたい」と夏への成長を誓った。センバツでは初出場した第65回大会(1993年)以来29年ぶり、夏を含めると10年以来12年ぶりとなる甲子園勝利は逃したが、白星は決して遠くないと思わせる熱戦だった。 公式サイト「センバツLIVE!」( https://mainichi.

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