【シンガポール時事】 ポンペオ米国務長官と中国の 王毅外相は３日、 東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）関連の 一連の 会議が開かれているシンガポールで会談し、 深刻化する貿易摩擦を中心に協議した。 新華社通信や中国中央テレビによると、 王外相は話し合いを通じた解決に意欲を表明。 ポンペオ長官も同調し、 摩擦の 継続を望まない考えを示した。 王外相は「対等と相互尊重の 前提の 下、 話し合いを通じた問題解決を望む」 と強調。 「協力が唯一の 正しい選択だ」 と述べ、 対決は世界の 平和と安定、 発展に弊害をもたらすと指摘した。 長官は、 米中
【シンガポール時事】ポンペオ米国務長官と中国の王毅外相は３日、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）関連の一連の会議が開かれているシンガポールで会談し、深刻化する貿易摩擦を中心に協議した。新華社通信や中国中央テレビによると、王外相は話し合いを通じた解決に意欲を表明。ポンペオ長官も同調し、摩擦の継続を望まない考えを示した。 王外相は「対等と相互尊重の前提の下、話し合いを通じた問題解決を望む」と強調。「協力が唯一の正しい選択だ」と述べ、対決は世界の平和と安定、発展に弊害をもたらすと指摘した。長官は、米中関係は非常に重要であり、両国の成功を期待すると応じたという。 王外相は２日の記者会見で、米政府が中国製品に課す追加関税の税率引き上げを検討していることに対し、「自国のための一方的行動は世界貿易機関（ＷＴＯ）の原則に反する。自らが損失を被るだろう」と警告。中国政府は米中外相会談後の３日夜、米製品に追加関税をかける報復措置を発表した。 ＡＳＥＡＮ筋によると、３日のＡＳＥＡＮと米国の外相会談でも米中貿易摩擦が取り上げられ、一部のＡＳＥＡＮ加盟国が懸念を示した。 朝鮮半島情勢では、王外相は６月の米朝首脳会談を踏まえ、「米朝首脳が共通認識に達したことは非常に貴重」と指摘。朝鮮半島の非核化と平和体制構築の必要性を訴え、米朝に信頼の基礎を築くよう求めた。（2018/08/04-00:20）
