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外為12時 円、反落し111円台後半 安倍首相発言で下げ渋り

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14日午前の 東京外国為替市場で円相場は反落した。 12時時点は1ドル=111円86~87銭と前日の 17時時点に比べ39銭の 円安・ ドル高だった。 トルコの 大幅利上げで新興国通貨への 懸念が後退し、 市場心理が改善。 投機筋が調達通貨として選択しや…
14日午前の東京外国為替市場で円相場は反落した。12時時点は1ドル=111円86~87銭と前日の17時時点に比べ39銭の円安・ドル高だった。トルコの大幅利上げで新興国通貨への懸念が後退し、市場心理が改善。投機筋が調達通貨として選択しやすい円に売りが出た。 米国の物価上昇が鈍化するとの観測からドルに対して英ポンドやユーロ、豪ドルが買い戻され、クロス円取引(ドル以外の通貨の対円取引)では円安が進行。円とドルがともに売られる中で円売りの圧力が勝った。日本株高も円売りを促し、円は9時すぎに1ドル=112円08銭近辺と約1カ月半ぶりの安値圏に下落した。 半面、1カ月半ぶりの安値圏とあって、国内輸出企業の円買い・ドル売りが散発的に入った。安倍晋三首相が自民党総裁選の討論会に臨み、 日銀 の金融緩和政策について「ずっとやっていいとは思っていない」と発言。「緩和の副作用に配慮した」との受け止めから円買いが入り、円の支えになった。 9~12時の円の高値は1ドル=111円83銭近辺で、値幅は25銭程度だった。 円は対ユーロで大幅に続落した。12時時点では1ユーロ=130円81~82銭と同1円33銭の円安・ユーロ高だった。前日の欧州中央銀行(ECB)理事会後の記者会見で、ドラギ総裁が物価上昇に対する楽観的な見方を示し、引き締めに前向きなタカ派と受けとめられたことも円売り・ユーロ買いにつながった。 ユーロは対ドルで続伸した。12時時点では1ユーロ=1.1693~94ドルと同0.0078ドルのユーロ高・ドル安だった。 〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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