韓国の 大統領選挙は、 混乱した国政の 立て直しや、 核・ ミサイル開発を加速する北朝鮮への 対応などを争点に9日、 投票が行われていて、 9年ぶりに政権が…
韓国の大統領選挙は、混乱した国政の立て直しや、核・ミサイル開発を加速する北朝鮮への対応などを争点に9日、投票が行われていて、9年ぶりに政権が交代するのか、有権者の選択が注目されています。 韓国の大統領選挙は、パク・クネ(朴槿恵)前大統領が一連の事件で初めて罷免されたことを受け、7か月前倒しして実施されることになったもので、投票は9日午前6時から、およそ1万4000か所の投票所で始まり、有権者が次々と1票を投じています。 8日まで22日間にわたる選挙運動を終えた、革新系のムン・ジェイン(文在寅)候補、中道系のアン・チョルス(安哲秀)候補、それに保守系のホン・ジュンピョ(洪準杓)候補は午前中、家族と一緒にソウル市内の投票所を訪れ、みずから投票を行いました。 中央選挙管理委員会によりますと、午前11時現在の投票率は19.4%と、5年前の前回を下回っています。ただ、今回は、有権者全体の26%が期日前の投票を済ませており、それらの票が午後に入って集計に含まれることから、最終的な投票率は20年ぶりに80%を超えるのではないかという見方も出ています。 今回の選挙では、パク前大統領をめぐる一連の事件で混乱した国政をいかにして立て直すのかや、核・ミサイル開発を加速する北朝鮮にどう対応するのか、などが主な争点となっていて、9年ぶりに政権が交代するのか、有権者の選択が注目されています。 投票は午後8時まで行われ、その後、即日開票されて、9日夜遅くに勝敗が判明する見通しです。