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日本海で違法操業する北朝鮮漁船 動画を公開

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海上保安庁は15日、 大和堆(やまとたい)周辺で違法操業する北朝鮮の 漁船を取り締まる巡視船の 動画を公開した。 海保は7月以降、 延べ1923隻に警告し、 うち314隻に放水。 日本の 排他的経済水域(EEZ)外に退去させた。 11月下旬以降は漁船は確認されていない。
海上保安庁は15日、大和堆(やまとたい)周辺で違法操業する北朝鮮の漁船を取り締まる巡視船の動画を公開した。海保は7月以降、延べ1923隻に警告し、うち314隻に放水。日本の排他的経済水域(EEZ)外に退去させた。11月下旬以降は漁船は確認されていない。
動画には、煙突に北朝鮮国旗が塗装された鋼船に対し、巡視船が警告や放水する様子が映っている。鋼船周辺では木造船が多数操業していたという。
海保によると、漁船は7月~8月上旬に1日当たり50~百数十隻が操業し、日本漁船の照明に集まったスルメイカを流し網で漁獲するなどした。いったんは巡視船が退去させたが、9月中旬以降にEEZ外縁付近で、最大数十隻の長さ十数メートルの木造船や推定排水量150~200トン程度の鋼船が操業を再開。海保はEEZ内に侵入した漁船に対して、放水などを実施した。
一方、転覆して日本沿岸に漂流・漂着する木造などの船が急増。15日現在、今年に入り89件となり、統計がある2013年以降、過去最多を記録している。25人が遺体で見つかったほか、他の北朝鮮の船に救助された人を含め42人の生存を確認した。【酒井祥宏】
能登半島から北北西に約300キロ沖の日本海のほぼ中央部に位置する海底の台地状の地形。日本の排他的経済水域(EEZ)内にあり、最も浅い部分で水深236メートル。寒流と暖流がぶつかり、プランクトンが豊富なことなどから日本海でも有数の漁場になっている。

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